センター長挨拶

健診センター長
日本の2022年の人口動態統計で、死因の第1位は悪性新生物<腫瘍>、いわゆるがんでした。第2位は心疾患、第3位は老衰、第4位が脳血管疾患となっています。がんは、50歳代から急激に増え、日本人の「2人に1人」が一生のうちに何らかのがんに罹患し、「3人1人」が、がんで亡くなるといわれています。がんや心臓病、脳卒中は、ある日突然かかるわけではありません。ある程度の時間をかけて少しずつ進行していきます。一見健康そうに見えても、高血圧や脂質異常症・糖尿病などのいわゆる生活習慣病が潜んでいることがあります。定期的に体を点検し、病気の早期発見・早期治療でご自身の体を守ることが健康寿命をのばす秘訣です。健康診断や人間ドックを積極的に受けていただくことが、簡便で有効な対策ともいわれています。当院健診センターの総受診者数はコロナ禍で一時的に減少したものの、徐々に回復傾向にありますが、依然として受診を控える方が少なからずいると推測されています。5類移行後もしっかりとした新型コロナウイルス感染予防対策を取り、安心して快適な環境で受診していただけるよう、スタッフ一同準備してお待ちしております。幸福で充実した人生を送るためにも、当センターをご利用いただきます様、よろしくお願いいたします。

健診センター長 橋爪 泰夫